Take it EZ! セカンドダンジョン

名前くらいしか知らなくて、特に、挨拶以外や、少しの会話しかしない病棟の人。広い食堂なのに、隣に座る。遠いようで近い距離感。「知り合い度」はとてつもなく低いのに、今ある精神的な、抽象的な距離は誰よりも近い気分になる。

男の人は、自分の呼び方が何個もあっていいなと思う。フォーマルなところでは私、普段は僕、たまに俺。「私」と日頃から言う男は好きではない。過去にたまに、そして学校のマセガキで1人いるけど、そいつは相当頭が切れるので許す。

Yは、僕、すら使ったことがない。僕、を使う機会も必要もなかったんだろう、仕事でも、それ以外の環境でも。
例の人は、だいたい僕、だけれども目つきが変わった時、俺、になる。メールをしていても時折俺になり、その時はきっと画面の向こうで目つきが変わっているのだろうと思う。

Yは私を人に紹介するとき、彼女と言わずに女という方が多い。例の人のところにYに連れられて初めて行った時、Yは例の人に私を「(俺の)女」と紹介した。例の人はそれに対して、「素敵な『女性』ですね」と返した。

その約1ヶ月後、メールが来た。Yがツケの担保に渡した私のケータイ番号や名前から。金の話が一通り終わると、「Y氏とは付き合っているの」と聞かれた。いいえ、まさか。「それなら良かった!...気にしないで」と返されたが放っておいた。
後で聞いた。なんで、付き合ってると思ったんですか。
いや、付き合うわけがないと思った。あまりにも不釣り合いだったから。そう言われた。

違うよ、と思った。十分、釣り合ってるんだよ。
例の人は「品」を意識する人で、内容はともかく、常に丁寧な言葉を使う人間だ。なのに、一回だけ、Yのことを「クソ」と言った。後にも先にも、こういう言葉を使ったのを聞いたのはこれだけだった。

ねぇ、私も「クソ」だよ。だから、Yは私に近づいて、私は今でもYを自分の一部だと思っているんだよ。
クソとクソ。優ちゃんと悠ちゃん。確かに私は一般の普通の大学生だし、彼は「底」に堕ちたままにいる。でも根本は似ているんだよ。

買いかぶりすぎだよ。私は白とグレーの狭間でどうしたらいいか分からず右往左往しているただのクソ。
とっても、釣り合っているの。

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