Take it EZ! セカンドダンジョン

閉鎖病棟。60人弱いる。
ユニークな人々だらけで、私は毎日笑いを噛み殺している。ご本人様方は、しごくまじめにやっているんだけれど、一歩引いてみると本当、うける。

私が入って1週間くらいで保護室(がっちゃん部屋とも言うw)に入ったおばあちゃん。
まず、車椅子用のトイレに立てこもり始めた。曰く「ここは私の保護室なのよ!」じゃあモノホンの保護室行けよ、と思うがそれはだめらしい。周りは看護師に言う前になんとか出そうと、いろいろ宥めるが、効果なし。最後にはそのおばあちゃん、デイルームの椅子をトイレに持ち込むw これはアウトだわ。看護師に怒られる。
このばーちゃんの怪奇行動はこれだけじゃない。夜中にとなりの部屋がうるさい。出てみると、どうやらおばあちゃん、同部屋の人にいちゃもんつけてる。夜中。大声。アウトでしょ。看護師に廊下で尋問を受ける。少したって看護師さん「あなた、なにか口に入っているわよね?ガム!?」と気がつく。いやー、食べ物持ち込み禁止のばあちゃんが何か食ってたら大騒動ですよ。で、ばあちゃんの口から出て来たのは、レモンの皮。
レモンの皮・・・その日の夕食の、鮭についてたレモンだわw ってことは、6時間以上、口にレモン入れてたんかい!ってことで、もーだめだこりゃ、と思ってたら案の定、次の日から本物の保護室に行きました。

次。若い女の子。つっても私より歳上だけど。この人、「保護室入りたい病」。とにかく保護室に入りたいんだ。そのために、夜中に叫ぶ。頭を壁にうちつけ、ロッカーを蹴る。とにかく騒音娘ですよ。もう、みんな慣れっこでなんとも思わないのが怖い。うけるのが、この人の部屋の壁には「保護室には入れません」っていう注意書きがあるらしい。意味不明な女の子でした。

最後、最強なおばさんが一人。この人、歩けるのに歩かない、食べれるのに食べない、なのに口だけは達者というツワモノ。毎日、看護師とバトルを繰り広げている。
昨日の夜も、いつも通りやってた。夕飯の席で、ご飯を前にして「食べれません」と連呼。「食べると死ぬんです」が持論。で、看護師も最初はまじめに取り合うんだけど、マジ際限がないので、だいたい言い方もキツくなる。昨日はそれでもいいほうで、看護師さん、「はい、では死なない程度に食べてください」と言ってた。うけるのが、それに対するおばさんの一言。「もう死んでるんです」。おい嘘つくなよ、とこれには吹きそうになった。

他にも面白い人はたくさん。来年の1月1日に有名な式場で結婚すると思い込んでるばあちゃん←結構私と仲良いw、通りかかるたびに1日に20回以上も挨拶してくるおねぇさん、自分で回した洗濯機に「早く終わってください早く終わってください」と拝み続けるおばさん等々。

うん、たぶん、こういう人たちが、社会で一人だけこうだと、そりゃ「狂ってる」と言われたりするのだろうな、と思う。でも、閉鎖病棟内だと、あまりに毎日のことすぎて、これが普通になってくる。私がいる病棟は、慢性期で入院期間が年単位の人がほとんど。年齢層も高い。そのぶん、病状は「その人にとって」「安定」してるんじゃないかなぁと、思う。
今、精神科への長期入院が問題になっていること、少しは知っている。知ってはいるけど、同時に精神科に「住んでいる」人々も知っている。この人たちを、地域で支援できるような体制を作るって・・・すげー難しいことのような気がするけど、本当にできるのかな、そしてその人々は、どっちがより幸せなんだろうな、と考える。

制度や方針にいちゃもんつけるわけではないけれど、一度、長期入院して病院に「住んでいる」人々の生活を見てしまうと、ここから新たに住む場を移すことが、幸せでない人も結構いるんじゃね?と思わざるを得ないよ。

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コメント

住んでる人、結構いらっしゃるね。

ほとんどが社会的入院だが、
医療保護入院でもある。

今から、15年位前は、
20年、30年、未成年から入院していた60過ぎの人もいた。

親が動ける間はまだ良い。
だが、親が動けなくなり、いなくなり、身内が兄弟や親戚になると、引き取れないのが現実。



こうした状態だと、兄弟や親戚も経済的なゆとりがないから、まともな人も世帯を分け、収入がないから、保護を使う。これが実態だと個人的には思っている。


ならないかと、思う反面、
俺も当事者になった時、
兄弟や親戚に受け入れてもらえると思えない。

ましてや、兄弟や親戚にも家族はいる。
扶養どころか、毎月10万以上の入院費など払えるうちはすくない。

今言えること。
親が動けるうちに、バランスを保ち生活する術を身につけるこてを目標にしています。
2014/08/15(金) 00:29:53 | URL | まこと #4ph23zis[ 編集 ]
Re: タイトルなし
まこと さん

まさに、そのような方々がたくさんいらっしゃいます。
もちろん病院だけでなく、その入院費や他生活費などは市の援助を受けていますが、それ以外の外のつながり、というものがない方がとても多いです。

また、もう少し若くて自立できるかどうかの瀬戸際の方々は、グループホームで生活したり、市のヘルパーさんやさまざまな福祉の支援を受けながら生活保護で生活していく人もいます。ただ、そのためには、病院、市、その方の生活全般を見る決められた人、などと連携をとって進めなければならないようで、「自立」には制度的な面でもとても時間がかかるようでした。

どんな形であれ、できるだけ個人個人のニーズに合った支援がなされるようになればいいと思います。
2014/09/22(月) 20:57:06 | URL | うら #-[ 編集 ]
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